これからの時代を支える、耐久性と環境への配慮を両立した新しい中間素材『MTY-mixy tastex yarn』が登場しました。
この炭素繊維強化熱可塑性プラスチック(CFRTP)素材は、軽量化、コスト削減を徹底的に追求し、多彩な分野での活用が期待されています。
未来の素材が日常を変える
〜カーボンをもっと身近に〜
Future materials will change everyday life ~Bringing carbon closer to you~
CFRTPとは?
CFRTP(炭素繊維強化熱可塑性プラスチック)は、炭素繊維(CF: Carbon Fiber)を強化材として用いた「熱可塑性樹脂(Thermoplastic Resin)」を基材とした複合材料のことです
CFRTPは金属と比較して軽量でありながら強度が高く、耐腐食性に優れているため、次世代の素材として注目されています
MTY (Mixy Tastex Yarn) の誕生 Birth of MTY (Mixy Tastex Yarn)
CFRTPは、樹脂繊維の含浸性において課題を抱えていました。
樹脂を繊維に均等に行き渡らせる工程が複雑であり、その結果、生産速度の低下と加工コストの増加を引き起こしていたのです。
しかし、カワボウテキスチャードの流体攪乱加工技術を導入することで、その工程を大幅に合理化することに成功しました。
さらに、強化繊維と樹脂繊維を自由に組み合わせることが可能になり、用途に応じた混繊糸を製造できるようになったのです。
今までCFRTPが使われなかった様々な用途にも利用しやすくなりました。
MTYの特徴 Features
リサイクル性
組み合わせ・混率
01.良好な生産性
生産性の合理化により、省コスト化を実現しました。
02.低環境負荷
CFRTPはケミカルリサイクルにより、化学的に分解して原料に戻すことで、新たな製品として再利用できます。また、素材の特性を活かして二次加工が可能なため、加熱して微調整することが可能です。
例)成長に合わせて義手・義足の再フィッティングが行える等
03.組み合わせ・混率コントロール
MTYは炭素繊維のみならず、ガラス繊維等の他の強化繊維との組み合わせが可能です。また、混率をコントロールすることも可能で、様々な用途に対応できます。
04.対応力
製法の特徴から、良好な繊維収束性があるので、様々な用途に使用することができます。
繊維同士を絡め合わせることで混繊させるため、炭素繊維のみでは対応できなかった屈曲への対応がスムーズです。
織物・編物・組物・ワインディング成形・プレス成形 など様々なテキスタイルや成形法に使用することができます
用途 PURPOSE
自動車産業
- 車体の耐腐食性が求められるパーツに。
- ドレスアップパーツなど。
スポーツ・医療分野
- ゴルフクラブや義手・義足への応用。
その他、様々な分野での用途を現在模索中です。
岐阜大学 仲井教授、北陸ファイバーグラス株式会社様と共同開発を行っています。
当社は物性とコストバランスの良い中間材料の提供が可能です。まずは企画・開発・量産含め、お気軽にお問合せください。
よくあるご質問 FAQ
強化繊維と樹脂繊維の組み合わせはどんなものがありますか?
強化繊維には炭素繊維はもとより、ガラス繊維、バサルト繊維、PP繊維等。樹脂繊維にはナイロン、ポリプロピレン、ポリエチレン等の熱可塑性繊維が使えます。
上記以外の組み合わせ企画の、サンプル提供は可能でしょうか?
気軽に弊社までお問合せください。ぜひとも前向きに検討させてください。
コストバランス、混繊糸の単価はいくらぐらいですか?
MTYは混率をコントロールできるため、用途に応じてコストが変わってきます。気軽に弊社までお問合せください。
成形品はもっと見てみたいのです
弊社にサンプルを用意しておりますので、気軽にお問合せください。