撚糸加工とは
糸に撚り(より)をかけることで、糸を絞め、毛羽をおさえる加工です。
製造されたばかりの生糸は非常に細く、ばらばらになって扱いにくい状態です。生糸の束に軽く撚りをかけることではじめて、一本の糸として使えるようになります。撚糸加工を施すことで、生地の風合いや肌触りに変化を持たせるという目的も。
撚糸加工には右撚(S撚)と左撚(Z撚)があり、求める光沢や摩擦係数などに応じて使い分けています。
糸に撚り(より)をかけることで、糸を絞め、毛羽をおさえる加工です。
製造されたばかりの生糸は非常に細く、ばらばらになって扱いにくい状態です。生糸の束に軽く撚りをかけることではじめて、一本の糸として使えるようになります。撚糸加工を施すことで、生地の風合いや肌触りに変化を持たせるという目的も。
撚糸加工には右撚(S撚)と左撚(Z撚)があり、求める光沢や摩擦係数などに応じて使い分けています。
細デニールから太デニールまで、あらゆる太さの糸を撚るための生産設備があります。細番手は60デニール、太番手は1,000デニールまで対応可能です。
※デニールは糸の太さを表す繊度の単位。数字が大きいほど糸は太くなります。
甘撚(70T/M)から強撚(1,000T/M)まで対応しています。甘撚の糸を使用すると柔らかく保温性の高い生地に、強撚の糸を使用すると吸水速乾で強度のある生地になります。
撚り数の単位はT/M(1mあたり何回転したか)で表します。数字の数が大きいほど強度が高くなります。
甘撚 | 500T/m以下 |
---|---|
中撚 | 500~1000T/m |
強撚 | 1000~2500T/m |
極強撚 | 2500T/m以上 |
生産した加工糸は、抽出した製品だけでなく全品を検査するよう徹底しています。検査するのは熟練の検査官。厳しいチェックに合格した製品だけをお客様の元へお届けしています。
万が一不良品が発見された場合には、編地から生産加工機上で生じているトラブルを判断し、生産現場に即フィードバック。熟練した検査官の長年の経験により、トラブルを出さない、未然に防ぐ体制を確立しています。
さまざまな撚糸機を備え、糸の特性に合わせた加工を得意としています。
衣料から産業資材まで幅広くお使いいただいています。
近年はおもに自動車用シートにご利用いただいています。
これまでの常識を変えるものつくりを、カワボウテキスチャードがサポートいたします。
商品に関するご相談のほか、サンプルのご提供も承っております。
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